制作事例

社長の一言

制作事例

働き方改革の時代に

コラム

働き方改革の時代に、従業員とスリッター会社はどうあるべきか

今、あらゆる業界で「働き方改革」が進められています。
労働時間の見直し、休日取得の推進、コンプライアンス意識の向上。これは時代の流れであり、企業にとって避けて通れないテーマです。もちろん、フィルムスリッター業界も例外ではありません。

しかし現場では、納期短縮・小ロット化・品質要求の高度化など、仕事そのものは年々厳しさを増しています。
「休みは増やす、残業は減らす、しかし生産量と品質は落とせない」――その現実の中で、会社も従業員も、これまでと同じ考え方では立ち行かなくなってきています。

まず、従業員側に求められるのは、“時間を売る働き方”から“価値を生む働き方”への意識転換です。
ただ長く会社にいることが評価される時代ではありません。限られた時間の中で、安全に、正確に、効率よく仕事を進める力が必要です。

機械トラブルを未然に防ぐ気づき。
段取り時間を短縮する工夫。
品質不良を出さない確認力。
周囲と連携し、現場全体を見て動ける視野。

そうした一人ひとりの力が、これからの現場価値になります。
「言われたことだけやる人」より、「現場を良くする人」が求められる時代です。

一方、会社側も変わらなければなりません。
人手不足だからといって、気合いや根性だけで乗り切る経営は限界です。現場任せ、ベテラン任せ、長時間労働頼みでは、若い人材は定着しません。

これからのスリッター会社に必要なのは、人が育ち、人が残り、人が誇れる会社づくりです。

教育体制を整える。
誰でもわかる標準化を進める。
設備更新や安全投資を惜しまない。
努力した人が報われる評価制度をつくる。
休む時は安心して休める職場環境を整える。

そうした積み重ねが、採用力にも、生産力にも、品質力にもつながっていきます。

そして何より重要なのは、加工賃の適正化です。
安すぎる仕事を無理に受け続ければ、現場にしわ寄せがいきます。人も設備も疲弊し、結果として会社の未来を削ることになります。

良い人材を確保し、良い設備を維持し、安定した品質を守るには、相応の利益が必要です。
安売りではなく、価値に見合った価格で仕事を受ける勇気も、これからの経営には必要です。

働き方改革とは、単に残業を減らすことではありません。
従業員は成長し、会社は仕組みを整え、生産性を高め、共に未来へ進むことです。

フィルムスリッター業界がこれからも必要とされる存在であるために、今こそ「どう働くか」「どう経営するか」が問われているのではないでしょうか

PDFはこちら